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アジアは経済成長著しい国が多く、その代表として巨大国家である中国が注目を集めています。しかし、中国以外にも、アジアは大きな発展を遂げています。今回はASEAN(アセアン:東アジア諸国連合)についてお伝えします。

1. ASEAN(アセアン)って何?

ASEAN(東南アジア諸国連合)は、1967年のバンコク宣言によって設立されました。東南アジア域内の経済協力や政治の安定化を目的に設立された連合体です。過去10年の間では特に高い経済成長を見せており、今後、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力が、世界各国から注目されています。現在ASEANは、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10ヶ国で構成されています。本部はインドネシアのジャカルタにあります。

ASEAN

出所:外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol64/)

2. ASEAN諸国発展の基礎を作ったのは日本

日本は太平洋戦争の頃、戦争の資源(石油・スズ・ニッケル・ポーキサイト・ゴムなど)調達確保を目的に東南アジア諸国を侵略して多大な迷惑をかけました。侵略で迷惑をかけたお詫びの意味を込めて、ODA(政府開発援助)を通じて、東南アジア諸国に莫大な援助を行いました。その資金援助によって、ASEAN諸国の社会インフラが整い、近年の経済発展に繋がっています。ASEAN諸国の経済発展には日本の資金援助が貢献していたのです。

3. ASEANにおける中国の台頭

中国の急成長に伴い、アジア各国の中国向け輸出も伸びるようになり、経済発展に大きなインパクトを与えるようになってきました。2003年に中国は、ASEANと戦略的パートナーシップを組み、その後、対ASEANにおける貿易額も急伸しています。日本との貿易額の差は10年間で約3倍の差をつけています。

2013年には、中国の習近平国家主席と李克強首相が相次いでASEAN諸国を訪問し、2020年までに中国・ASEAN間の貿易額を倍増させるとともに、インフラ支援の強化する方針を打ち出しており、日本に代わって、中国の影響力が強くなってきています。

4. 中国とトラブル!?

しかし一方では、南シナ海の領有権をめぐって、中国と周辺国のトラブルが絶えません。ベトナム沖では、中国が石油掘削作業を始め、抗議するベトナム艦船を中国艦船が体当たりや放水で妨害する事態が起きました。フィリピンでも、中国と南シナ海の南沙諸島をめぐって対立が続いています。

ベトナムもフィリピンも中国との関係が悪化すると、中国への輸出が減ってしまい、経済成長に急ブレーキがかかる可能性があります。本当は中国の勝手な行動に対して抗議したいものの、それをきっかけに中国との輸出が下がってしまうことは自国経済にとってマイナスなので、強く出られないというのが実態です。

5. ASEANの今後の発展 「ハラルビジネス」が急成長

ハラルとは、日本語で「合法的、許可された」という意味です。イスラム教では豚肉とアルコールの摂取が禁じられています。豚肉やお酒を使っていないことを証明する認証がハラルと言われています。

ASEAN諸国では、イスラム教徒を抱える国が多数あります。インドネシア・シンガポール・マレーシアから、日本へのイスラム教徒の観光客も増えてきました。日本でも、イスラム教徒の規律を重んじて、豚肉やお酒を使わないレストランなどの「ハラルビジネス」を展開しています。ハラル認証を受けるには、キッチンのアルコール消毒も塩素消毒にしなければなりません。ASEAN諸国の経済成長が著しいことから、ハラルビジネスにも注目が集まっています。

 

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