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『ヘリコプターベン』という言葉をご存知でしょうか。なんともコミカルなあだ名ですが、実は経済の世界では非常に有名な、ベンジャミン・シャローム “ベン” バーナンキ(英語: Benjamin Shalom “Ben” Bernanke)第14代連邦準備制度理事会 (FRB) 議長(在任:2006年 – 2014年)のあだ名なのです。

2002年、ノーベル経済学賞受賞を受賞したミルトン・フリードマンという米国の経済学者の90歳の誕生パーティーに参加したベン・バーナンキは、「FRBは二度と同じ過ちは繰り返しません」と誓い、さらにフリードマンの寓話に倣い「デフレ克服のためにはヘリコプターからお札をばらまけばよい」と発言したことから、このあだ名がつきました。

ベン・バーナンキがFRBの議長であった時にリーマンショックが発生し、経済が危機的な状況に陥りました。その際に、ベン・バーナンキは大規模な金融緩和(いわゆるQE1、QE2、QE3と呼ばれる量的緩和)を実施し、米国中に文字通りお金をばらまいたのです。その結果もあり米国経済はリーマンショックから立ち直ったように思われました。

時は変わり、第15代連邦準備制度理事会(FRB)議長にジャネット・ルイス・イエレン(英語: Janet Louise Yellen)が就任しました。ベン・バーナンキがお金をばらまいたおかげで経済も少し持ち直してきたのですが、世の中にお金が溢れすぎて、今度はバブルにならないように気を配る必要が出てきました。そこで彼女は、2015年12月、大きな政策転換を実施しました。それはヘリコプターベンが世の中にばらまいたお金を、一枚一枚拾い上げて世の中からお金を回収し、粛々とFRBが金庫に回収するという政策でした。2016年の今年、1年間で2〜3回に分けて、米国の政策金利を上げる見通しとなっています。政策金利の利上げのニュースが飛び交う度に、米株式市場では「世の中のお金が減る = 株式への投資が減る」といった憶測を呼び、株価が下落するということも度々起こりました。

日本ではアベノミクスと称し、黒田日銀総裁もベン・バーナンキと同じようにお金をばらまいています。しかし、米国と同じ道を通るのであれば、黒田総裁の次の総裁はお金を拾い集める側となり、これまで勢いのあった株式市場にブレーキを掛けることになるかもしれません。

 

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