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(picture source : realtor.com)

結婚もして、家族も出来て、賃貸マンションの更新時期が近づいてくると、「そろそろマイホームでも買おうかな」と考える方はきっと多いはず。はたまた、貯蓄もある程度できてきたし、「たまに勧誘される”投資用の不動産”ってどうなんだろう」と興味を持つ方もいるはず。

でも、ちょっと待って下さい。

昨今、都心の不動産価格は上昇傾向にありますが、本当にいま買うべきなのか、不動産業界にいた筆者のマンション購入失敗談(9年前)と対策をまとめてみました。

<筆者スペック(2007年購入当時)>
職業:若手の営業(マンション広告、ときどき販売会社の手伝い)
年収:ナイショ。営業としては平均より少し良いくらい?
購入前:埼玉県の賃貸マンション(40㎡ 家賃7万円)暮らし
購入マンション:副都心線 雑司ヶ谷駅徒歩圏内の中古マンション
約50㎡ 築10年
購入価格:2,800万円(35年ローン、毎月の返済約9万円)
当時の固定金利:2.1%

1. 雑司ヶ谷ってどんな駅?

2008年6月に開通した、東京メトロ副都心線の新駅。池袋の隣駅。当時は渋谷駅まででしたが、今は東横線と直通して埼玉・東京・神奈川を繋ぐ路線です。
地下鉄なのに急行があるところも結構便利な路線です(ちなみに雑司ヶ谷は通過駅)

駅は学習院大学と日本女子大学のちょうど間位に位置しています。
目白駅徒歩10分、池袋まで15分位で歩ける距離。新宿、渋谷にも近くて、これまたなかなか便利な場所なのです。

2. 新駅の魅力って何?

新しい路線や駅が開業すると、駅周辺では再開発などで一般的に不動産の価値は上がります。筆者は副都心線の利便性(池袋・新宿・原宿 表参道・渋谷が15分圏内!)と将来性(東横線との直通運転)から、今後の不動産価値上昇を期待し、新駅から徒歩圏の場所に目を付け、2007年9月に中古物件を購入することにしました。

当時は不動産市況もまだ好調で、需要も良く、売り出せば売れるという時期でもあり、金利も上昇傾向にありました。新駅が出来る頃には価格も上がって、住宅ローンの金利も今後さらに上昇するはずだから、購入するには絶好のポイントだと自分の中で思っていました。

不動産業界に携わっていた経験から、このような理由から値上がりを目論んだのです。
が、しかし…

3. 脆くも崩れた値上がり期待。たった1年で評価損600万円

雑司ヶ谷に住み始めて9か月。新駅も開業して、順調に不動産価格も上昇傾向、住宅ローンの金利も購入時より上がって、あとは住みながらにして不動産の資産形成を待つだけと、我ながらいい買い物したなーと満足していました。

…しかし、購入して1年。想像を超える事件が起きたのです。

2008年9月、リーマンショックを機に不動産会社はバタバタ倒産し、バブルだった不動産価格は大暴落!!倒産を回避しようと、各社持っている物件の投げ売りが始まりました。

毎週末、近所の電信柱には自分が購入した物件と同じようなマンションが、バンバン売りに出されて、価格も毎週のように下がって広告が貼り直されていました。
ついには、600万円も下がってしまい、その後は電信柱を見ないようにして歩いていた事を憶えています。いやー、辛かった…。

筆者は結果的に、不動産業界に携わっていたのにも関わらず、不動産バブル期という、物件価格、金利どちらも高いタイミングで、要はマンションを買う上で何もかも一番高いタイミングでマイホームを購入してしまったのです。

その後数年間、あと1年待っていれば…、と激しく後悔することになりました。

*豆知識*
不動産価格って、結構値引き交渉が当たり前なので、販売価格の5~10%程度は値引き出来ちゃったりします。筆者も10%くらい値引きして購入しました。なので、実際の評価損は600万円よりももっと大きくなってしまう可能性があった(800万円前後)と思われます。ちなみに、新築マンションの売り出し直後の値引きは難しいです。売れ残り物件や決算期は上記5~10%を超す値引きが可能です。

後編に続きます…

 

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