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まずは、基軸通貨のお話からです。

世界No.1の経済大国であるアメリカの通貨・ドルを国際決済の基準とする固定為替相場制が取り入れられたのは第二次世界大戦後のことです。

この国際決済の基準となる通貨のことを基軸通貨と言います。為替相場とは、ひとことで言うなら異なる通貨の交換比率のことです。為替相場制度には、固定制と変動制があります。固定為替相場制は、政府や中央銀行が為替相場を決める仕組みです。変動為替相場制は、為替相場の決定を、通貨に対する需要と供給にまかせる仕組みのことをさします。

ドルを基準に円相場が動いていた固定為替相場制はブレトン・ウッズ体制の崩壊とともに変動為替相場制に移行します。
その間、日本は一時1ドル=360円だった固定為替比率を1ドル=308円に切り上げました。これは、ドルを基準にしているので、切り上げと表現されます。「360円から308円に下がっているよね。」と、思われるかもしれませんが、これはドルを基準に見ると、切り下げになります。

ある時は日本の360円を買うのに1ドルがかかり、ある時は308円を買うのに1ドルがかかる。つまり、アメリカ人が日本に来て360円のお土産を1ドルで払うのと、308円のお土産を買うのに1ドル払うのとでは、アメリカ人はどちらが得でしょうか。1ドル払って、360円のお土産を購入する方ですよね。・・・例えが、暴論ですみません。
反対に、日本人が円を持って行ってアメリカ合衆国で1ドルのお土産を買うのに、360円を払うのと、308円を払うのとでは日本人はどちらが得でしょうか。同じお土産を買うなら308円の方ですよね。

ドルを基準に考えると上記のようになります。
だから、360円→308円は、円高傾向。
308円→360円は、円安傾向と言うのです。

自国通貨を切り下げることは、自国の通貨を国際的に安くして輸出を促進させようとする動きです。
それに対して、自国通貨を切り上げることは、輸入を促進する狙いがあります。

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