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第1回 マザーズ指数の基礎知識

当サイトでは、東証マザーズ指数先物が7/19より取引所グループで取扱い開始を受け、特集記事や読者の方に役立つデータ分析を行って参りたいと思います。毎週更新する予定です。

 

1.マザーズとは

マザーズとは(Mothers、Market of the high-growth and emerging stocks の略)は、東京証券取引所が開設する新興企業向けの株式市場である。マザーズは高い成長可能性を有する成長企業向けの新興市場として1999年に創設されました。2015年12月末時点で220社が上場しており、時価総額は約3兆円となっています。

 

2.マザーズの概要

大阪証券取引所(現大阪取引所)の当時のナスダック・ジャパン(後のヘラクレス市場→現ジャスダックに統合)に対抗する形で、1999年11月に開設され、同年12月22日にインターネット総合研究所(IRI)とリキッドオーディオ・ジャパン(現ニューディール)が上場第1号企業として上場した(IRIは2007年に、ニューディールは2009年に上場が廃止されています)。
2013年3月末時点におきまして、上場会社数185社に対して東京都の会社が138社(約74%)を占める。業種では情報通信業が35.7%、サービス業が21.1%で、この2つの業種で過半(約60%)を占めています。
なお、2013年7月16日に大阪証券取引所との現物市場取引統合に伴い、大証がこれまで運営していたジャスダックも東証が管理・運営することになったため、東証は2つの新興企業向け市場を運営する形となりました。

 

3.マザーズ基準・条件

上場基準が、東証などの一部や二部市場より大幅に緩いため起業して間もない企業や、成長性は見込めるものの先行投資等により赤字決算の企業も新規に上場しています。また、上場審査が一部や二部に比べて、3分の1(約1ヶ月)程度に短縮されています。
他方で、マザーズ上場企業には一部や二部上場の企業よりもさらに高い経営の透明性と情報公開が要求され続けることになります。マザーズ上場企業は、一部や二部で求められる法定開示やタイムリーディスクロージャーに加え、第一、第三四半期業績の開示と投資に関する会社説明会を年2回以上開催することが義務づけられています。
2014年3月、東証一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場という位置付けをさらに明確するため、上場後10年を経過した場合の上場廃止基準の見直しと市場変更を促す市場選択制度を新たに導入し、適用を開始しました。具体的には二部市場と同じ上場廃止基準が適用されるとともに、二部市場への変更かマザーズ市場への上場継続かを選択する必要があります。マザーズ市場への上場継続を選択した場合、5年後に再度二部市場への変更かマザーズ市場への上場継続かを選択する必要があります。

 

4.マザーズの沿革

1999年11月 マザーズ市場開設
2000年11月 外国会社向け上場制度の新設
2003年9月 東証マザーズ指数の算出開始
2016年7月19日 東証マザーズ指数先物取扱開始(予定)

 

5.TOPIXや日経平均株価とは何が違うのか?マザーズ指数はどちらに近い?

TOPIXは市場第一部に上場する全銘柄を対象とする株価指数で、日経平均株価は市場第一部上場銘柄から市場流動性や セクターバランスを基に選定された225銘柄から算出される株価指数です。
一方、東証マザーズ指数は、「マザーズに上場する全銘柄 」を対象として算出される時価総額加重平均型の指数です。つまり日経平均株価よりTOPIXの方がマザーズ指数の計算方法に近いと言えます。

 

6.マザーズの時価総額上位銘柄(2015年12月末時点)

2121 ミクシィ サービス業 383,544M 11.7%
7779 CYBERDYNE  精密機械 256,928M 7.9%
4565 ソーセイグループ 医薬品 167,197M 5.1%
4974 タカラバイオ 化学 145,943M 4.5%
3692 FFRI 情報・通信業 74,940M 2.3%

 

 

第1回のまとめ

マザーズ指数は構成銘柄の時価総額加重平均型の指数であり、TOPIXに近い指数と言えます。そうしますと、時価総額の高い銘柄の上下により指数の動きに大きな影響を与えるということになります。上位銘柄の動きをしっかり見ることが東証マザーズ指数先物を取引する上で留意するべきであると言えます。

 

 

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