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[3日 ロイター] – 米労働省が発表した5月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が3万8000人増となり、2010年9月以来の小幅な伸びとなった。予想の16万4000人増も大幅に下回った。

労働市場が軟調であることが示されたことで、連邦準備理事会(FRB)の利上げが困難になる可能性がある。3月と4月分は5万9000人下方修正された。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●6月利上げは完全に消えた

<TD証券の金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏>

かなりひどい内容だ。これが決定打となり、6月利上げの可能性は消えた。米連邦準備理事会(FRB)は追加利上げを行う前に雇用市場に関するより明確なデータを確認したいはずだ。

これは7月利上げ観測を圧迫する。また全般的に利上げ観測が後退しており、非常にやっかいな状況だ。

●経済失速、利上げの時期ではない
<アメリプライズ・フィナンシャル・サービシズ(米ミシガン州)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏>

かなり衝撃的な内容だった。米連邦準備理事会(FRB)は6月14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを実施すると見られていたが、今回の統計を受け、金利は据え置かれるだろう。

米経済はある程度失速したと見ており、今はあらゆる意味で利上げを実施する時期ではないと考えている。

●労働市場強くない、7月利上げの見極めまだ

<エバーバンク・ワールド・マーケッツのクリス・ガフニー氏>

5月のデータと3、4月分の下方修正は、米労働市場が多くの人が考えているほど力強くないことを示している。これで6月利上げの可能性は消え、7月の利上げの可能性も低下した。

極めて弱い数字だが、7月(会合)までには6月の雇用統計が発表される。欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票もある。

6月には世界経済、とりわけ米経済が7月利上げに耐えられることを示唆するものが出てくるかもしれない。
●労働市場引き締まる、減速の前兆と言えず

<エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン氏>

今回の統計は単に、しばしばみられる経済の盛衰を反映しただけという可能性がある。ただ、より顕著な減速の前兆とは考えていない。

雇用が大きく伸びた期間が終わり、失業率も4.7%まで驚くほど低下し、これまでのような力強い雇用の伸びが続くとみていない。労働市場がやや引き締まりつつあるためだ。

●労働市場需給の緩み、縮小継続示す

<アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏>

今回の異例の雇用統計で、米連邦準備理事会(FRB)は微妙な状況に置かれた。過去の下方修正を含め雇用創出の数値は失望を招く結果で、FRBは当面、非常に緩和的な姿勢を維持するだろう。ただ、労働参加率の水準を踏まえた上で、失業率が4.7%と、2007年11月以来の低水準に下がり、労働市場に存在する需給の緩み(スラック)が縮小し続けていることを示した。

●FRB困難な状況に、雇用伸び鈍化と賃金増で

http://jp.reuters.com/article/instant-view-us-job-data-idJPKCN0YP1WD?pageNumber=1

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雇用統計が期待に反し、厳しい結果となりました。これにより、FRBの6月利上げはかなりの確率で遠のき、アナリストによっっては7月の利上げも遠のいたとの意見も出ています。利上げ期待が遠のく事で、ドルは売られ足下は今年の円の高値105円大に近づいてきています。米景気の失速および、利上げ観測が遠のくことで円高が誘発されたことで日本株も下落局面に入りつつあります。今後も、米国金利の利上げについては日本株に大きな影響を与えることは間違いなさそうです。

 

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