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【ロイターより引用】

[ローマ 5日 ロイター] – 多額の不良債権をめぐる懸念からイタリアの銀行株が急落する中、イタリア経済の金融基盤が揺らぎ、他の欧州連合(EU)加盟国に混乱が波及する恐れが出ている。

ユーロ圏で経済規模第3位のイタリアは、今回の危機からリセッション(景気後退)に再び陥る恐れがあり、最悪のケースではギリシャ危機のような事態を招く可能性も想定されている。

イタリアの銀行は多額の不良債権を抱え、経営が懸念されている上、レンツィ首相は憲法改正案が10月の国民投票で否決された場合、辞任すると表明しており、イタリアは政治も金融も不安定な状況だ。

最新の世論調査では、憲法改正案は大差で否決されるとの見通しが示されている。

元財務省当局者で現在リスクコンサルティング会社を経営するフランチェスコ・ガリエッティ氏は「イタリアは急激に拡大する、深刻な危機に直面している」と指摘。「銀行危機が直接の引き金だ」と語る。

イタリアの銀行株指数.FTIT8300は、6月23日の英国民投票でEU離脱が決定して以来、30%下落。年初来の下げ幅は57%に達している。ユーロ圏の銀行株指数.SX7Eも英国民投票後に22%、年初来で37%下げている。

イタリアの銀行株指数は5日、さらに1.8%下落した。

イタリアの銀行は英国のEU離脱と直接の経済的関係がほぼないものの、イタリアの金融と政治が不安定であるために、いかなる世界的なショックにも大きく揺さぶられることになる。

「イタリアは基本的に欧州の断層線だ。公的債務と銀行業界の双方が火薬庫であり、それらは累積損失を認識しないまま維持されている。本当の問題は、最終的に誰かがその損失を被るということだ」と国際通貨基金(IMF)の元当局者は匿名を条件に語った。

http://jp.reuters.com/article/italy-banks-idJPKCN0ZL2Q1

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【アナリストの着眼点】

伊勢志摩サミットで、安倍首相がリーマン級の危機に対処していかなければならないと発言したことが、イギリスのEU離脱を機に世界的に不安感が広がり、結果的に現実味を帯びてきています。イギリスのEU離脱後特に顕著な問題のひとつに、グローバルに事業を行なっている投資銀行を中心に株価が急落したまま、戻ってきていない現実が挙げられるのでは無いでしょうか。ドイチェバンクはじめ記事にもある様にイタリアの銀行にも波及しています。今後、リーマン級のショックに繋がるかどうかは、投資銀行の破綻等が、金融システム不安に繋がるようなリスクが発生させてしまうかどうかに掛かっているかもしれません。

 

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