Pocket

前回は投資信託について基礎の基礎をお伝えしましたが、今回は投資信託がどのように運営されているのか、その仕組みに注目し、説明していきます。

投資信託の業界図

① 投資信託を作って、投資運用する ⇒ 運用会社

 

例えばローソンで菓子パンを買おうとしても、ローソンが全ての菓子パンを製造しているわけではありません。山崎製パン、フジパン、敷島製パンなどが製造したパンを、配送業者が届け、ローソンで販売しています。投資信託も同じように、「投資信託を作って運用する人」「投資信託を売る人」「投資信託に投資する人」「投資信託のお金を管理する人」が存在します。

① 投資信託を作って、投資運用する: 運用会社
② 投資信託を売る(出資者を募る): 販売会社
③ 投資信託に投資する: 投資家
④ 投資信託のお金の管理をする: 信託銀行

こんなにややこしいのは、簡単に言ってしまえば「投資家の資産を守るため」です。仮に運用会社、販売会社、信託銀行のいずれか(または全部)が倒産するようなことがあっても、投資家の資産はきちんと保護される仕組みになっているのです。

投資信託を組成し、投資家からの資金(信託財産)を集め、投資運用するのが投資信託運用会社です。運用会社は投資家の利益のために忠実に業務を遂行するよう義務づけられています。経済や金融情勢など様々なデータの収集・分析を行い、投資の専門家である「ファンドマネージャー」を中心にどのような株式、債券にどう投資していくのかを決めます。

”資産運用会社”や”アセットマネジメント”と名の付く多数の運用会社が存在しており、それだけ投資信託が組成されていると言えます。

運用会社では受託銀行への指示や運用を行っており、信託財産に関しては管理も保管も行っていません。信託財産は受託銀行で保管されているので、仮に運用会社が倒産するようなことが起きても、信託財産には全く影響が出ないようになっています。なお、もし運用会社が倒産するようなことがあれば、その運用会社が運用していた投資信託は、他の運用会社に引き継がれたり、早期に償還(投資家へ返済)されます。

 

② 投資信託を売る(出資者を募る) ⇒ 販売会社

 

投資信託を販売する機関を、販売会社と呼びます。投資信託は、証券会社や銀行、生保、投資信託委託会社など多くの金融機関で販売しています。投資信託の販売はもちろん、換金、分配金の支払いなどを行っています。証券会社や銀行、郵便局といった投資信託の購入などの取引を行っていく販売会社ですが、お金のやりとりは発生するものの、そのお金は販売会社に留まることはなく受託銀行が全て管理を行います。

そのため販売会社が経営破たんしてしまった場合でも信託財産(投資家からのお金)には全く影響は無いので安心です。また投資信託もそのまま別の販売会社に移り取引を継続することもできます。

③ 投資信託に投資する ⇒ 出資者

 

投資信託にお金を拠出する人が出資者(投資家)です。あなたが投資信託を買えば、それはあなたが投資信託の出資者になったとも言えます。投資信託を購入する(受益証券を取得する)ことにより、収益を受取る権利を持つため、受益者と呼ばれることもあります。

④ 投資信託のお金の管理をする ⇒ 信託銀行

 

投資家からの集めたお金(信託財産)の保管・管理を行うのが信託銀行です。また、運用会社からの指示に従い株式や債券などの投資を実際に行っていくのも受託銀行の役割です。

信託財産は、信託銀行の固有の財産からは明確に区分して管理されることが法律で義務づけられており、万が一、信託銀行が倒産するようなことがあっても、投資家の信託財産は守られる仕組みになっています。

保持している投資信託については他の受託銀行に信託財産が移行できるのであれば、そのまま投資信託を継続することができます。それが難しい場合は経営破たんした時の基準価額での解約となります。

このように、仮に運用会社、信託銀行、販売会社が倒産するようなことがあっても、投資家の財産はきちんと守られる仕組みとなっているのです。

 

豊富な情報と分析力が特徴
《無料》資産運用アドバイザー「VESTA」

資産運用ロボッドアドバイザー VESTA(ベスタ)

Pocket