Pocket

【ロイターより引用】

[ドバイ/ロンドン 15日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)は、最大の原油輸出国であるサウジアラビアが原油価格の上昇を望んでいるとみられることから、OPEC加盟国と非加盟国との間の増産凍結に向けた協議を再開させる公算が大きい。ただOPEC加盟のイランとイラクのほか、非加盟のロシアが合意の波乱要因となる可能性は残っている。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は前週11日、サウジアラビアは原油市況を注意深く見守っており、必要に迫られれば市場の再均衡化に向けOPEC加盟国、および非加盟国と協力するとの立場を表明。

これについて中東のOPEC関係者は「どの水準での凍結になるのか疑問は残る」としながらも、「ファリハ氏のコメントで増産凍結合意に向け動き出すとの期待が高まった」としている。

ファリハ氏に続き、ロシアのノバク・エネルギー相はサウジ紙アッシャルク・アルアウサトのインタビューで、石油市場の安定に向けサウジアラビアやその他産油国と協議を続けていると述べ、必要な場合に生産量を据え置く増産凍結をめぐる議論の用意はあるとの姿勢を示した。

OPEC加盟国と非加盟国はこれまでも今年1月の水準に産油量を凍結することで協議を重ねてきたが、4月にサウジアラビアがイランを含むすべての産油国が増産凍結に参加する必要があるとの立場を明確にしたことで協議が暗礁に乗り上げた経緯がある。

イランは西側諸国の制裁により低下した市場シェアを回復する必要があるため増産凍結には参加しないとこれまでも繰り返し表明。これまでの数カ月間に産油量を増加させ、制裁導入前の水準をほぼ回復した。

OPEC加盟国と非加盟国は9月26─28日にアルジェリアで開かれる国際エネルギーフォーラム(IEF)に併せて会合を開く予定だが、イランの石油政策に造詣が深い関係者は、9月に増産凍結に向けた合意を得るのは難しいと指摘。ただ「原油価格が一段と下落すれば、一部OPEC加盟国は一段の下落に歯止めをかけるために市場に対しポジティブなメッセージを送ろうとする可能性はある」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/opec-output-freeze-idJPKCN10Q23D

----------------------------------------------

【アナリストの着眼点】

本記事では、原油の増産凍結に向けた産油国の合意がどこまでとれるかが示唆されています。当然、産油国としては、原油価格の回復を望んでいますが、同時に他国より多く原油を生産し輸出したいというジレンマがつきまとい常にこのような議論が繰り返されてきています。しかし、昨今の原油価格は比較的安定推移してます。一時30ドルを割り込む水準が定着していましたが、現在では40ドル台をキープしており、原油安を背景とした世界的な株安の連鎖は小康状態にあるとも言えます。しかし、中国の不動産バブルの問題、イギリスのEU離脱を中心としたユーロ圏の問題や、トルコやウクライナなどの地政学的リスク含め一時騒ぎになりマーケットを震撼させた問題が再度ぶり返すということはよくあることです。そもそも例に挙げました中国の不動産バブルの問題や、ユーロ圏などなど、決して問題解決したとは言いがたいのではないでしょうか。過去、マーケットを大きく動かしたトピックは、時折今どのようになっているのか、チェックしておく必要もあるかと思われます。

 

あなたの人生のために、安全に資産を増やせるサービスができました

資産運用AIアドバイザー「 VESTA(ベスタ)」 ご覧ください
https://vesta.onl/

Pocket