投資を始めるにあたっての、今さら聞けない財務諸表の読み方

Pocket

ファイナンシャルプランナーをしている株式会社FP-MYS代表 工藤崇です。この度、News Vestaにて相続や不動産についてコラムを書くことになりました。つい後回しにしてしまう家庭内のお金の悩みにスッキリとお答えしていきます。


友人

投資信託を始めてみたんだけど・・。

スタッフ

おお、始めてみたんだ。で、どんな感じ?

友人

どれくらい儲かるかなって期待して投資たんだけど、ほとんど変化がないみたいなんだよね…

スタッフ

え、そんな短期間で激しく動いたら大変だよ。投資にはボラティリティ(値動きが大きいか小さいかという指標)という言葉があって、初心者は値動きが穏やかなのが良いと思うよ。一夜にして投資した資産がゼロになっちゃったら目も当てられないよ。

友人

それもそうか。ところで、投資する際に、伸びる会社ってどうやって見つければいいの?

スタッフ

投資先を決めるってことだよね?そうだねぇ…あ、会社四季報って知ってる?

友人

あ、聞いたことある!何か分厚い本だよね。投資するときに読むべきってどこかの雑誌でも書いってあった!

スタッフ

そう。僕らが投資できるのは、上場している会社の株が基本なんだ。上場っていうのは、株を買いたい人は誰でも買えるよっていうことだからね。その上場会社の全てをリストアップしたのが四季報っていう冊子なんだ。

投資信託を売買する場合も、四季報は勉強になるよ。

友人

四季報には何が書いてあるの?

スタッフ

四季報には会社の業績を表す”成績表”が載っているんだよ。この成績表のことを「財務諸表」と呼ぶんだ。財務諸表は、会社の収支を表す損益計算書(P/L)と、その結果会社が何の資産を持っていて何の負債があるのかをまとめた貸借対照表(B/S)っていうのが基本だね。こういった成績表が分からないことには投資なんてできないよね~。

友人

ふーん、何か難しそうだなぁ。投資で失敗したくないんだけど、そうしたらもっと詳しく理解した方がいいんじゃない…?

スタッフ

全部読む方が良いっちゃ良いけど、それはメンドクサイよね。「会社が儲かっているか」「借金が多すぎるなどで潰れかけてないか」といった形で、シンプルにアタリを付けて見ていけば、あとは見なくてもいいと思うよー。

友人

じゃあ、「会社が儲かっているかどうか」ってどうやって見ればいいの?

スタッフ

基本は「売上」「費用」「純利益」なんかを見れば良いと思うよ。「売上」より「費用」が多いと赤字、超えていないと黒字ってことだからね。

友人

ふーん、でもそれって当たり前じゃん?「ここはあまり注目されていないけど投資する上でめちゃめちゃ重要!」みたいなポイントってないの?

スタッフ

それがあれば僕も知りたい笑。

例えば「長期借入金」なんてどうだろう。一目見たところ借入金はマイナス要素だけど、何を目的として借入金を借りているかという視点がある。経営計画が上手くいっていなくて借入金に頼っているのか。それとも確固たる意志をもって先行投資でお金を借りて「仕掛けて」いるのか。後者の場合は、期間に差こそあれ、投資金額が大きな収益を生むと想定して仕掛けているから、チャンスと見ることもできるかもね。

友人

色々あるんだねえ。やはり上り調子の会社の株価は上がりやすいの?

スタッフ

もちろんその傾向はある。ただし、「それだけ」とも言い難くて、今後に期待を持てる会社・・・今だったら「AI」とかかな~。また、政府の施策や国外情勢とも大きな関係がある。2013年に東京オリンピックが決まる直前なんかは、関連銘柄が上昇したこともあったみたい。

友人

そうなのか…。そういったものを見つけるために日経新聞とか読めって言われるんだね~。

スタッフ

それもあるね。だけど、「日経新聞に掲載されると投資タイミングとしては既に遅い」という考え方もある。成績を残す投資家は日経新聞の記者の取材と同時に…、むしろ先んじて情報を取得し、手を打って投資をしていたりするからね。

友人

そんなの投資初心者が敵わないじゃん…汗

スタッフ

そう、投資で勝つって難しいんだよ(笑)

投資初心者は、失敗しないように気を付けないといけないことがたくさんあるんだよね。だから、もし投資するなら「ハラハラしないけれどちょっとドキドキする」くらいの金額で、あまりギャンブル的ではない投資から始めてみた方が良いって言われてるんだよ。

友人

うまい話はないってことかぁ…。とりあえず20万円くらいで始めてみようかな!

投資先をAIが提案してくれる!? 投資信託を活用し、中長期的に資産形成を目指すサービスができました

Pocket