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大手コンビニ5社が2025年までに全店舗にICタグを利用した無人レジを導入すると報じられました。

今回はその導入の狙いや懸念点、関連銘柄情報についてご紹介したいと思います。

1.ICタグニュースの概要

今朝の日経新聞にて、コンビニ大手5社が共通規格のICタグを利用して無人レジの導入を目指すと報じられました。

まず、2018年中の初導入を計画し、2025年には全店舗への導入を目指すとのことです。

さらに経産省が中心となってコンビニ以外の小売店への導入も後押しするみたいです。

 

しかし、スーパーや駅ナカの売店では、セルフレジはすでに導入されています。なぜコンビニに導入することがここまで大きく報じられたのでしょうか?

実は、今回のレジは、今までのセルフレジと全く異なるものなのです。

2.今までのセルフレジとどう違うのか

最大の違いは、バーコードではなく、ICタグで商品を読み取れることです。

今までのセルフレジでは、お客さん自身で1つずつ商品のバーコードを読み取らせる必要があったため、時間がかかり混雑を引き起こす場合が多々ありました。

しかし、RFID(無線自動識別)という技術を用いたICタグを商品に付属させておくことによって、専用の台の上に買い物カゴを置くだけで、瞬時にカゴ内の全ての商品を読み取ることができるのです。

さらに、このタグに消費期限や産地など商品情報を書き込んでおくことも出来るため、消費者があとから確認することができます。

また、遠隔でもタグデータを閲覧可能で、メーカーがリアルタイムで売れ行きを把握し、生産計画に反映させることもできます。

すでに、大手衣料品店であるGUの一部店舗では導入されています。筆者の使ったことがあるのですが、1秒もかからずに全商品が読み取られ、驚いた記憶があります。

3.導入の狙いは?

無人レジの導入の狙いは、前述のような消費者の利便性向上やメーカーのマーケティング活動の促進だけではありません。

コンビニ各社にとって一番の狙いは、人手不足への対策になることでしょう。

現在、小売業界や飲食業界では人手不足が深刻で、時給単価が上がり、収益の押し下げ要因になっています。

これから少子化が進み、さらに人手不足が深刻になることを考えると、無人レジの導入は不可欠なのです。

4.懸念点と今後の注目点

この無人レジの一番の懸念点は、ICタグのコストが高いことです。ICタグの生産コストは、現在安くても10円以上はかかります。衣料品など、比較的高単価な商品では相対的にICタグのコストが低いため導入はしやすいです。しかし、コンビニのように100円以下の商品なども扱うとなると、ICタグのコストは相対的に高いため、とても導入できません

経産省は、ICタグの導入企業を増やすことによって、生産コストを下げていくと言っています。ICタグ導入企業の広がりに今後は注目する必要がありそうです。

5.関連銘柄

「7862 トッパン・フォームズ」凸版印刷の子会社でICタグの開発をしています。

「6287 サトーホールディングス」食品用や医療用のタグを製造しています。

 

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