ベンチャー企業経営者と公務員の夫婦で異なる価値観 ①家計編

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ファイナンシャルプランナーをしている株式会社FP-MYS代表 工藤崇です。この度、News Vestaにて相続や不動産についてコラムを書くことになりました。つい後回しにしてしまう家庭内のお金の悩みにスッキリとお答えしていきます。


 

投資は「ポートフォリオの分散化」が大切だといわれます。投資銘柄Aが落ち込んでも銘柄Bがプラスの実績を残すならば、投資の総合成績はプラスとなります。それは投資の世界だけではなく、毎日の暮らしでも同じ。仕事で苦労をしていても、プライベートが充実している人。プライベートはないかもしれないけど、大事な仕事を任されて一生懸命走っている人。どちらも素敵な時間の過ごし方だと思います。そして、毎日の暮らしを一人ではなく、誰かと一緒に過ごしている人もいます。

 

1、ベンチャー企業経営者と公務員の夫婦で異なる価値観

ここから筆者の話をしましょう。筆者は10年前に資格試験の会社に新卒で入社しました。出身は北海道で、入社と同時に初一人暮らし&初東京を開始しました。ところが一人暮らしは2年半で終了。2年後に入社した後輩と会社に隠して恋人同士となり、一緒に暮らし始めました。その2年後に結婚します。

 

結婚を前にして、勤めていた会社が倒産(事業譲渡)の憂き目に遭います。男性は親会社に転籍し資格試験業界に残留。女性は一念発起して公務員試験を受験し、なんと一発合格。

 

男性はそのあと、ファイナンシャルプランナー(FP)という資格を取得して人脈を拡げ、不動産会社と建設会社を経て個人事業主として独立。1年後に法人化。その過程でFPとも関係の深いFintechのお仕事と出会い、スタートアップとしても動き始め始めます。書き出しから思っていましたが、執筆のお仕事で身の上話をすると変な感じですね。

 

10年前には同じ会社だったのですが、夫は民間から経営者へ。妻は民間は公務員へ。子どもがいないため、いわゆるDINKS(ディンクス)の夫婦です。

 

2、共働きDNIKSと家計

お互いに仕事は忙しいです。よくDINKSに限らず「共働きはお金が貯められない」ということがいわれますが、我が家も当てはまります。FPとして考えると貯金はリスク回避。シングルインカムの家計、子どものいる家計と比べて、貯金度の優先度が低いというのは事実です。開き直るわけではないですが。

 

何かあったら働けばいい、という考え方があります。家計を見ているのは妻です。何故かいうと、夫は経営者として、会社のお金を見ているから、独立以後は自然にそうなりました。貯金額などは夫婦ともに把握をしていますが。

 

保険ですか?そうですよね、僕も「FPさん自身はどんな保険に入っているのですか」とよく聞かれます。20代中盤で加入した外資系ドル建て終身保険に夫婦お互いの名義で、お互いを保険金受取人としています。そして妻の働いている役所の共済に妻名義、夫は配偶者枠で。これだけです。

 

ただお伝えしたいのは、保険金と日常の生活費を合致させて、いくら不足しているから…という計算をしたことは一度もありません。FPとしてこの告白をするのは大分勇気がいるのですが。

 

いうなれば「家」を維持するために家計を見る人と、家計を見ることを仕事としている人。家計という言葉を、包丁に置き換えてみましょう。料理人と奥様の家計です。料理人の方は、家で包丁を握られる方は少数派という話を聞いたことがあります。

 

我が家おいて妻が家計を見るようになることも自然の流れでした。

 

3、環境の違う夫婦は異なる価値観をどう「妥協」するか

 

それでも保守的な側面が強い公務員と、将来の成長のために先行投資を繰り返すベンチャー企業の、それも経営者は家計への考え方はまったく異なります。現在、そのような背景もあり、僕はほとんど家計を見ていません。対して、という訳でもないですが、妻は会社の財務をほとんど見ていません。

 

読者のご家庭のなかにも、まったく環境の違うお仕事をされている方がいるでしょう。どこまでがお仕事で、どこまでが家族の範疇なのか。あえて紙に書くことではないですが、その部分を「妥協」することが大切だと思います。この妥協という言葉はしぶしぶ相手の主張をのんで、という意味ではなく、環境の違う2人で最適解を出していくこと。環境の異なる2人とバッググラウンドと話し合い、そして答えを出す「空気感」が回答を決めていくでしょう。

 

筆者は、自分たちのほかにベンチャー企業の経営者と公務員の夫婦を知りません。そのため、自分たちがどこまで「妥協」しているかも知りません。正確な物言いをすれば、片方が決定権を持たないことが必要なのかもしれません。次回は、お互いの持つキャリアをどう考えてきたかについて。

 

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