尊敬されるリーダーが年360日働くという意味

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ファイナンシャルプランナーをしている株式会社FP-MYS代表 工藤崇です。この度、News Vestaにて相続や不動産についてコラムを書くことになりました。つい後回しにしてしまう家庭内のお金の悩みにスッキリとお答えしていきます。


7月上旬に世間より早めの夏季休暇から戻ってきました。行先は沖縄の石垣島と波照間島。いわゆる八重山への旅行は4年連続です。ベンチャー企業と公務員の夫婦、まわりが体調を心配するほどの仕事人間の夫婦ですが、7月上旬は毎年敢えて「休み」を設けています。

 

周囲を見ても仕事人間。そしてリーダーであればあるほど、年に1度は仕事から離れ気持ちを整えている人が多いことに気がつきます。いわば上手に休暇を取ることには、どのような意味があるのでしょうか。FPとして今、注目の「ワークライフバランス」の視点から考えてみましょう。

 

1、リーダーに不可欠な能力は、仕事をしていると目減りする

リーダーに不可欠な能力とは何でしょうか。発信力、行動力、営業力。さまざまな見方がありますが、私は「決断力」だと考えています。左右に道が開けている状態で、片方だけが事業を発展させることが分かっている場合。競合のいない段階で、ぶれずに右へという判断を下すことができるか。

会社員のときはリーダーの判断を見て、そして文句を言うくらいでしたが…、経営者になってわかったことは、決断力の行使はとても体力や精神力の目減りを伴うということ。休みなく仕事をしていると、少しずつ決断力に使うストックというべきものが減っていく、ということを感じます。だからリーダーは年360日働いて、数日思い切った休暇を取ることが必要です。

 

2、リーダーの休暇の取り方

ただ、休暇の取り方もポイントです。リラックスとは無縁な大騒ぎをしたり、お酒を飲みすぎたりという休暇はとても推奨できるものではありません。信頼できる仲間や仕事のパートナーたち、そして何よりも家族と一緒の時間を過ごすこと。

 

日常は、目まぐるしい時間のなかで、なかなか家族と過ごす時間はありません。本当は家族に話しておいた方が良い「判断」もあるでしょう。実際、今夏は会社として借入をすること、および筆者自身が連帯保証人となることをなかなか言えずにいましたが、落ち着いた雰囲気で伝えることができました。日々の喧騒のなかで伝えていたら、受け取り方は変わっていたでしょうか。実際に東京に戻ってからいくつかの「判断」がありましたが、気持ちに余裕をもって判断することができました。

今後はこのような、仕事と家族の関係がより大切になるのではないでしょうか。

 

3、これからの時代は「休むこと」を共有できること

会社を設立するまでは、「年365日働かなければいけない」「睡眠時間3時間で頑張らなければいけない」という先入観を筆者も持っていました。しかし、実際に経営者になって社長仲間が増えてくると、周囲には上手に休暇を取っている人が想像以上に多いことに気がつきました。

 

社員を雇うにあたって、リーダーが余暇を許さない猛烈型だった場合、なかなか部下は休みを切り出すことはできません。もちろん、事業が発展していくにあたって、リーダーの持つ推進力が不可欠という側面はありますが、会社のイメージとして事業と休暇の両立は大事なポイントです。

 

また、今後は国や自治体も力をいれて、いわゆる「ワークライフバランス」が推奨される世の中に進んでいきます。そのときに事業が対応しているか、それとも逆行しているかは、会社の有するブランディング戦略とも深く関わってくるのではないでしょうか。24時間戦えますかという時代がとうに過ぎ去って、新たな価値観のもとで労働環境が構築される時代が到来していることに、リーダーは気がついていかなくてはなりません。

 

筆者は八重山の海に、いつかは社員旅行として向かいたいとも考えています。ただ、社員旅行は会社のヒエラルキーを持ち込むものでもあるため、最近は忌避されることも多いようですね。「皆で南の海を見に行こう」ではなく、様子を見ながらの方がいいかもしれません。


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